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植物油(キャリアオイル・ベースオイル)について

植物油(キャリアオイル・ベースオイル)についてご説明します。

植物油(キャリアオイル・ベースオイル)について

アロマテラピーで利用される植物油は、キャリアオイル、ベースオイルとも呼ばれます。
キャリアオイルは精油成分を体内に運ぶという意味からきており、ベースオイルは精油を薄める油性基材という意味からきています。
精油は親油性なので、植物油によく溶けます。

植物油(キャリアオイル・ベースオイル)だけでも優れています

植物油は肌への浸透性に優れており、種類によっては必須脂肪酸、ビタミン、ミネラルなどが含まれているため、肌への効果も期待できます。

代表的な植物油(キャリアオイル・ベースオイル)とその特徴です。

スイートアーモンド油

英名Sweet Almond学名Prunus amygdalus var.dulcis
科名バラ科部位種子
無色〜淡黄色香りほぼ無臭
酸化比較的酸化しにくい
(室温20℃以下で保管)
成分オレイン酸(6割)、リノール酸(2割)
特徴アロマトリートメントで一般的によく使われているオイルです。 乾燥肌に優れた浸透力があり、低刺激であらゆるタイプの肌に適しています。
注意:ナッツアレルギーの方は控えてください。

ホホバ油

英名Jojoba学名Simmondsia chinensis
科名ツゲ科部位
黄金色または無色香り無臭
酸化酸化しにくい
(10℃以下で固まる)
成分液状ワックス
特徴植物油のように脂肪酸の混合物ではなく、液体のワックス類に分類されます。
浸透性に優れ、酸化しにくいのでキャリアオイルとしては理想的です。
熱に強く夏場にもオススメのオイルです。

マカダミアナッツ油

英名Macadamia Nut学名Magadamia ternifolia
科名ヤマモガシ科部位種子
淡黄色香り微香
酸化酸化しにくい成分オレイン酸(5割)、パルミトレイン酸(2割)
特徴皮脂の構成に近い脂肪酸を多く含んでおり、非常に浸透性に優れています。
パルミトレイン酸は若い人の肌によく含まれてそうです。
注意:ナッツアレルギーの方は控えてください。

オリーブ油

英名Olive学名Olea europaea
科名モクセイ科部位果肉
淡黄緑色香りほぼ無臭
酸化酸化しにくい成分オレイン酸(7割)、リノール酸(1割)
特徴肌を柔軟にし、かゆみを抑えます。ビタミンEを多く含み、美容や医療分野で用いられています。
滑りが悪いので、ホホバ油などとブレンドすると良いでしょう。

植物性スクワラン油(オリーブスクワラン)

英名・学名・科名原材料はオリーブ油抽出オリーブ油からスクワレンを抽出後水素添加
無色香り無臭
酸化酸化しにくい成分高度飽和炭化水素
特徴炭化水素を還元して得られる飽和炭化水素です。
浸透性に優れ、酸化しにくいオイルです。
アレルギーを起こしにくく、赤ちゃんからお年寄りまで使えます。長期保存が可能です。

植物油(キャリアオイル・ベースオイル)を利用する際の注意点

食用に使われる植物油には添加物が含まれているものがありますので、トリートメントで使用する場合は、無添加またはトリートメント用に販売されている植物油を選びましょう。
また、植物油は酸化しやすいので、キャップをしっかり締め、直射日光や湿度の高い場所は避けて、できるだけ早く使いきるようにしてください。
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