【営業日のご案内】
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グレー■:終日休み
ブルー■:午前中休み
オレンジ■:午後休み
【営業時間】10時〜16時
アロマオイル(精油)の抽出方法についてご説明します。
精油を抽出する方法は、その精油の成分の特徴や条件により、いくつかの違った抽出方法が選ばれます。代表的な抽出方法をご紹介します。
水蒸気蒸留法
原料となる植物を蒸留釜に入れ、蒸気で蒸します。芳香成分を含んだ水蒸気を冷却すると、分離した液体ができます。その上澄みの液体が精油(エッセンシャルオイル)となります。
また、下部にできた蒸留水は「フローラルウォーター」といい、水溶性の芳香成分が溶け込まれています。
ローズやオレンジフラワー、ラベンダーなどのフローラルウォーターがあります。
長所:100%天然。装置が安い
短所:熱(高温)と水にさらされるため、ローズやジャスミン、果物系の香りには不向き
圧搾法
レモン、オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモットなど柑橘類の果皮に圧力をかけて抽出する方法です。 搾り出した汁を溜めておくと、果汁と精油(エッセンシャルオイル)に分離されます。
長所:香りが新鮮
短所:搾りかすや雑菌が入ってしまうため、劣化が早い
揮発性有機溶剤抽出法
原料となる植物を石油エーテルやヘキサンなどの揮発性の有機溶剤に入れ、常温で芳香成分を溶かしだします。溶け出てきたものから芳香植物と溶剤を取り除くと、芳香成分とワックスが含まれた半固形状のものが残ります。これをコンクリート(芳香成分60%、ワックス成分40%)といいます。このコンクリートからエチルアルコールで芳香成分とワックスを分離し、エチルアルコールを揮発させて抽出します。
上記の方法で抽出された精油のうち、花やハーブから取れたものを「アブソリュート」といい、ベンゾインなど樹脂から取れたものは「レジノイド」といいます。
長所:ローズやジャスミンなどデリケートな香りに向いている
短所:溶剤が残ってしまうので、化学薬品に弱い人には注意が必要
超臨界流体抽出法
高圧力を加えて超臨界状態にした二酸化炭素を溶剤とし、その流体の中に芳香成分を取り込みます。その後、圧力を戻し気化すると芳香成分を得ることができます。これを「エキストラクト」といいます。
長所:芳香植物に近い香り
短所:装置が高価なため一般的でない
精油の使用回数について
・10mlの精油 200滴
・5mlの精油 100滴
一般的なドロッパーは1滴=0.05mlなので、意外とたくさん使えます♪
アロマラントとの出会い
先日、横浜へ行った際、アロマラント輸入元の方に改めてご挨拶させていただきました。
私とアロマラントとの出会いは、10年程前になります。
新しいアロマオイルのメーカーを探していましたところ、アロマラントの輸入元である深谷商店さんにたどりつきました。
東京で深谷商店さんにお会いして、実際にアロマラントの匂いを嗅いでみたところ、とても良い香りだったので交渉して販売させていただくことになりました。
その深谷商店さんが数年前に別の方にアロマラントをお任せされたので、新しい担当者の方にご挨拶することにいたしました。
アロマラントも製造者が変わられたそうで、リニューアルも兼ねて新しいパッケージなったそうです。
元々アロマラントを製造されていた方はドイツの科捜研的な所で働いていた方で、成分にかなりこだわっておられたなど、アロマラントの背景を色々と教えていただき、勉強になりました。
製造を引き継いだ方はお若いご夫婦らしく、精力的に取り組んでおられるそうです。
前のレトロなパッケージが良かったという声もあるそうですが、確かな香りは変わりありません。
リニューアルしたアロマラント精油、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
→過去のちょっとコラム